鎌倉投信メールマガジンより転載させていただきます・・・・
島根県の西の端 山口県との境、(大変失礼ながら)とてもへんぴなところにある教
習所に、全国各地からぞくぞくと受講生が集まってきます。ここは、通称「Mラン
ド」と呼ばれる「益田ドライビングスクール(以下、MDS)」です。
自動車教習所は、全国に1,350社程度ありますが、少子高齢化や若者の自動車離れな
どの影響で受講生は年を重ねるごとに減少しています。1社当たりの受講生は、単純
に平均すると、年間でおおよそ1,000人程度にしかなりません。しかし、MDSは、
なんとその6倍、年間6,000人以上の受講生が訪れる、合宿制では日本No.1の自動
車教習所なのです。
その理由を小河会長に尋ねると、「特に変わったことはやっていない」と言います。
しかし、40年以上にわたって継続し、今やMDSの血液ともいうべき三つの習慣が
あると説明してくださいました。
一、挨拶
ニ、トイレ掃除
三、サンキューレター
です。
MDSにとっては今や当たり前になった、この三つの習慣が、他の自動車教習所では
決して提供することのできない付加価値になっているのです。
小河会長は、「沖縄から北海道まで、日本全国の若者を預かるのだから責任を感じる。
5年、10年経った時に、MDSと縁があって良かったと思えるものがあって欲しい。
若者には、若いうちにいい経験をさせたい」と、受講生をまるでわが子を見るような
温かなまなざしで見守ります。
自動車免許を取るのは一生で一度限り、そして技術指導を受けるだけだったらどこの
教習所に行っても同じです。しかし、「人生一回限りのご縁を、“一期一会”の精神で
価値ある経験の場」にしているのがMDSなのです。
まずは挨拶。
「挨拶にも質がある。心のこもった挨拶は、人の心をとても豊かにします。」こう小
河会長が言うとおり、社員の皆さんは、受講生を“ゲスト”と呼んで温かく迎え入れ
ます。例えば、教習の前、指導員と受講生は、握手をして「宜しくお願いします!」
と挨拶をかわします。そして、教習が終わった時には、また握手をして「今日の教習
はどうでしたか?」と一声かけます。こうした心のこもった挨拶は、自然と連鎖して、
知らない人同士でも当たり前のように挨拶を交わすようになるのです。
自動車教習所ですので毎日卒業生が出ます。卒業した受講生を飛行場に送る送迎バス
は、わざわざ敷地内を一周します。残る受講生や社員さんが一緒になって手を振って
見送りをし、お互いが“有り難う”の言葉を交わしてお別れをするのです。きっとこ
れから二度と会うこともないでしょう。しかし、このたった二週間の間で培われた人
と人との絆の深さを感じ、私は、心打たれながらその様子を見守りました。
次に、掃除。
MDSでは、広い敷地のなかでゴミが落ちているのを見つけることはほとんどありま
せん。皆が、ゴミを落とさないように心掛け、また落ちたゴミは自然と皆が拾うから
です。
ここでは、毎朝、受講生がボランティアでトイレ掃除を行います。毎朝7時から行わ
れる、しげみ塾、かつみ塾といわれるトイレ指導は、いつも予約でいっぱいなのです。
最後に、サンキューレター
ゲストが、MDS内で感じた“ありがとう”の気持ちを書いたお便りをポストに入れ、
MDSでお世話になった人や両親などに贈るというものです。このありがとうの手紙
は、多い月には1万枚近く、年間で4万枚にもなるといいます。突然、教習所に通
う子供から“ありがとう”の手紙をもらい、びっくりされた親御さんもきっといるこ
とでしょう。今ある自分、人にしてもらったことに感謝し、それを素直に表現するこ
とって素晴らしいと感じました。
こうして40年間、当然のこととして続けられたMDSの三つの習慣は、たった二週
間で人を大きく成長させているようです。MDSは、自動車教習所という技術指導の
学校を超えた、心を磨く人生道場なのです。
島根県の西の端 山口県との境、(大変失礼ながら)とてもへんぴなところにある教
習所に、全国各地からぞくぞくと受講生が集まってきます。ここは、通称「Mラン
ド」と呼ばれる「益田ドライビングスクール(以下、MDS)」です。
自動車教習所は、全国に1,350社程度ありますが、少子高齢化や若者の自動車離れな
どの影響で受講生は年を重ねるごとに減少しています。1社当たりの受講生は、単純
に平均すると、年間でおおよそ1,000人程度にしかなりません。しかし、MDSは、
なんとその6倍、年間6,000人以上の受講生が訪れる、合宿制では日本No.1の自動
車教習所なのです。
その理由を小河会長に尋ねると、「特に変わったことはやっていない」と言います。
しかし、40年以上にわたって継続し、今やMDSの血液ともいうべき三つの習慣が
あると説明してくださいました。
一、挨拶
ニ、トイレ掃除
三、サンキューレター
です。
MDSにとっては今や当たり前になった、この三つの習慣が、他の自動車教習所では
決して提供することのできない付加価値になっているのです。
小河会長は、「沖縄から北海道まで、日本全国の若者を預かるのだから責任を感じる。
5年、10年経った時に、MDSと縁があって良かったと思えるものがあって欲しい。
若者には、若いうちにいい経験をさせたい」と、受講生をまるでわが子を見るような
温かなまなざしで見守ります。
自動車免許を取るのは一生で一度限り、そして技術指導を受けるだけだったらどこの
教習所に行っても同じです。しかし、「人生一回限りのご縁を、“一期一会”の精神で
価値ある経験の場」にしているのがMDSなのです。
まずは挨拶。
「挨拶にも質がある。心のこもった挨拶は、人の心をとても豊かにします。」こう小
河会長が言うとおり、社員の皆さんは、受講生を“ゲスト”と呼んで温かく迎え入れ
ます。例えば、教習の前、指導員と受講生は、握手をして「宜しくお願いします!」
と挨拶をかわします。そして、教習が終わった時には、また握手をして「今日の教習
はどうでしたか?」と一声かけます。こうした心のこもった挨拶は、自然と連鎖して、
知らない人同士でも当たり前のように挨拶を交わすようになるのです。
自動車教習所ですので毎日卒業生が出ます。卒業した受講生を飛行場に送る送迎バス
は、わざわざ敷地内を一周します。残る受講生や社員さんが一緒になって手を振って
見送りをし、お互いが“有り難う”の言葉を交わしてお別れをするのです。きっとこ
れから二度と会うこともないでしょう。しかし、このたった二週間の間で培われた人
と人との絆の深さを感じ、私は、心打たれながらその様子を見守りました。
次に、掃除。
MDSでは、広い敷地のなかでゴミが落ちているのを見つけることはほとんどありま
せん。皆が、ゴミを落とさないように心掛け、また落ちたゴミは自然と皆が拾うから
です。
ここでは、毎朝、受講生がボランティアでトイレ掃除を行います。毎朝7時から行わ
れる、しげみ塾、かつみ塾といわれるトイレ指導は、いつも予約でいっぱいなのです。
最後に、サンキューレター
ゲストが、MDS内で感じた“ありがとう”の気持ちを書いたお便りをポストに入れ、
MDSでお世話になった人や両親などに贈るというものです。このありがとうの手紙
は、多い月には1万枚近く、年間で4万枚にもなるといいます。突然、教習所に通
う子供から“ありがとう”の手紙をもらい、びっくりされた親御さんもきっといるこ
とでしょう。今ある自分、人にしてもらったことに感謝し、それを素直に表現するこ
とって素晴らしいと感じました。
こうして40年間、当然のこととして続けられたMDSの三つの習慣は、たった二週
間で人を大きく成長させているようです。MDSは、自動車教習所という技術指導の
学校を超えた、心を磨く人生道場なのです。
# by koubiz | 2011-09-30 17:42

